一般的に節電は大事です。
我が家も暖房も照明も最低限でしのいでいます。


しかし今の計画停電等の節電対策の目的は
間接的には停電によって首都圏の製造、物流等が滞り
東北を中心とした被災地に影響が出てしまうことを
防ぐ効果もありますが、
直接的な目的は東京を中心とした電力消費地
パニックが起こらないようすることです。
※俗的には東京に住む「エライ人達」が困らないように
 だと思っていますが。


もう一点。
発電した電力を蓄電することが(ほとんど)できないので
夜間のように電力の供給に対する需要が下回る時間帯の
節電は、今防ごうとしている事態という点では効果がありません。
むしろ、寒いのに暖房を我慢して体調を崩してしまう等の
ほうが、被災地を含めた日本全体としてデメリットになると
指摘されています。


東京電力の電力の使用状況グラフを見ると、
夕方以降は18時半〜19時頃をピークに翌朝4時頃まで
電力消費量が下がり続けます。
魚民などもこういう数字を根拠として、
例えば20時までは照明も暖房も最低限。
その後は閉店まで通常、などとメリハリを付ければ良いと
思います。


重ねますが節電は大事です。
また今回はガソリンや灯油も入手困難になり
生活行動の根幹が封じられてしまう事態になりました。
このような事態になって、本気で便利社会への依存を
反省した人も多いと思います。
そういう意味で今後恒常的に省エネを心掛ける意識が
持てたことは良いきっかけだと思います。


また魚民などのチェーン店は、
理屈が正しいとか間違っている云々以前に
お客や周辺住民から好意的に受け入れて貰うためにも
知恵と工夫と誠意が必要だと思います。


屁理屈のようで済みませんでした。