マウスの進化

 コンピュータのヒューマンインターフェースと言えば、キーボードとマウスですが、少し前まで、これらのインターフェースは今後駆逐されていくだろうという見方がありました。かわりに、音声やジェスチャーなど、人間が本来備えているコミュニケーション手段を、コンピュータにも適用していくことになるとされ、実際にその方面の開発は今も進められているようです。また、PDAでは、すでに「手書き認識」が標準的なヒューマンインターフェースになっています。でも、結局、コンピュータへの入力作業では、キーボードに勝るものはありませんし、ポインティングデバイスとしてのマウス(トラックポイントやフラットパッド等も含みます)も欠かせません。

 そのマウスですが、気がついてみると、自分が使っている全てのコンピュータでは、ボールを使わない「光学式」のマウスを使っています。光学式マウスはボールのゴロゴロ感がありませんし、駆動機構に誇りが詰まることもなく、快適に操作できる特徴があります。さらに、ワイヤレスタイプなら、操作をヒモに制約されないので、資料などが散乱しているデスクトップでも、マウスを操作することができて便利です。光学式ワイヤレスマウスは、マウス本体に電池を内蔵しているので、電池が消耗すると操作できなくなる欠点がありますが、赤外線受信機にクレードルタイプの充電器機能が備わったタイプなら、ほとんど、バッテリーのことを気にせずに使えます。つまり、「光学式」+「ワイヤレス」+「充電対応」が、最強のマウスといえます。その機能に、自分の好みを加味すると、ロジクールの「MX700」が史上最強のマウスです。会社で買ってもらいましたが、まだ、もったいなくて開封していません。(^^;)

 さて、今、興味のあるHIデバイスに、コンピュータ上で絵を描く時のデバイスがあります。ワコムのペン+パッドの評判が良いみたいですが、調べてみると、アプリケーションとの親和性も重要のようで、Adobeの高級ソフトとかを買わないと真価を発揮できなさそうなのが気になっています。もともと絵を描くことは好きで、紙に書くのが一番書きやすいのですが、レタッチとかはコンピュータのほうが作業しやすいのではないかとも思っています。原画を紙に書いて、仕上げをコンピュータで行うのが良いのかもしれません。その場合は高解像度かつA3(程度)対応のスキャナが必要になりますね。20インチとかのディスプレイもいるかな?

 でも、まだ、そんなものを買いそろえるほど人間ができていないので、遠い将来の夢としてとっておきましょう。今年はデスクトップPCの買い換えも無理だしなぁ…。(はぁ…。)