同じあやまち。

 Zaurusは、これまでに2台使いました。最初はPI-5000。2,400bpsだったかのモデムも買って、NIFTY-SERVE(現在の@nifty)にアクセスすることをメインに、PCとの連携ツールを使って、PIM「も」使っていましたが、PIMの使い勝手に馴染めず、紙の手帳に凝るきっかけにもなったマシンです。実はこのPI-5000。今でも私の上司が使い続けています。もの持ち良いなぁ…(感心)。

 2台目は、縦型+キーボード内蔵のMI-E21でした。結論から言ってしまうと、体に惚れて心に馴染めなかった、というところでしょうか。あのハードウェアは、サイズ、重量、ギミック、キータッチ、搭載スロットなど、全体を通じて好きでしたし、今でも中身が変われば欲しいと思っていますが、いかんせん、「Zaurus的文化」にどうしても馴染めませんでした。Zaurusはもともと、電子手帳から発展し、それ単体で完結できるマシンであり、PCとの連携は後から付け足された、おまけのようなものだと思っていますが、この頃の私にとって、PCとの連携(PIMデータの同期や、Officeドキュメントの融通性など)は重要であり、それがままならないZaurusは、私には使いこなせなかったのです。加えて、Windowsのインターフェースに慣れていたこともあり、Zaurus独自のUI(ユーザインターフェース)にも馴染めず、また、PCとファイルをやりとりするときに、8.3のDOS形式でファイル名を付けなければならなかったことも、やる気を萎えさせた大きな要因でした。

 以上のように、私にとってZaurusは、ソフトウェア的な部分で馴染めなかった歴史があります。そのため、Linuxとキーボードを搭載した新Zaurusが登場しても、同様の不安がつきまとっているために、無意識のうちに購入対象から外してきたように思います。また、CLIEというかPalmのソフトウェア環境に馴染みきっていることも、それを捨ててまでZaurusを使う価値があるのか、という疑念を払拭できない理由です。

 しかし、昨日の日記に書いたように、PCとの連携や、仕事での利用を考えず、単体でのメーラーWebブラウザとして考えれば、不安要素の多くは解消することも確かなのです。せっぱ詰まっていない限り、仕事をプライベートタイムに持ち込まない主義なので、会社のPCで作ったドキュメントがそのまま見られる必要もなければ、仕事中心のPIMが見られなくても構いません。せっぱ詰まって仕事を持ち帰らなければならない時は、仕事用のノートPCをそのまま持ち帰るだけのことですから。プライベートでもExcelやWordは使いますが、その用途程度なら、Zaurus表計算ワープロでもこなせるのでしょう、きっと(ちょっと心配だけど)。

 ということで、今現在での方向性としては、冬のボーナス次第(陽・強・大・多・嬉)でSL-C860購入。休日は(明日届くはずの)デジカメ「DSC-U40」とZaurus SL-C860+P-in m@sterを持って出かける、という夢を持つことにしました。ただ、冬のボーナス次第(陰・弱・小・少・悲)では、SL-C750にするとか、やっぱりTG50にするとか、何も買えない(;_;)とか、状況が変わると思います。

 IdeaTreeのZaurus版作ってくれないかなぁ? > 吉原(ディクレ)さん。
 あるいは、Zaurus用のツリーメモってあるのかな?