篠笛修理中。

 吹き口側の穴を塞いでいる部分は、笛を地面に落としたりしていると漆が剥がれ、さらに穴を塞いでいるパテが砕けてしまいます。私などは細心の注意を払っていますが、子供たちに貸したり、お祭りの最中に落としたりして欠けてしまう笛は多いです。女房が今使っている笛は、私が今から十三年ほど前に買ったものですが、私も落としたし、その後にも何度も落下させているので、かなりボロボロになってしまいました。そこで修理することにしました。欠けた部分にはタミヤのプラモデル用パテを盛ります。乾くのに時間が掛かるのと、乾いて水分が抜けることによるヒケがあるので、数日置きに何度かパテ盛りを繰り返します。今は、あと一回くらい盛れば良いという段階です。そして塗料である漆を昨日調達しました。買ったのは釣具店。ヘラブナなどの浮きを作る時に使う漆が、量的にも色的にもちょうど良いのです。以前、クジャクの羽根を使って浮きを作っていたので、漆は釣具店に売っているという知識があったのですが、おもわぬところで役に立っています。女房にも感心され尊敬の眼差し(と勝手に思っている)を頂戴しました。ということで、今夜には最後のパテ盛りをして、今週末には削り、コンパウンドによる表面仕上げ、下地塗り、漆塗装までやりたいと思っています。そのあと文字入れ、コーティングをして完成です。でも、自分で仕上げちゃったら、今まで以上に(女房や子供の)笛の扱いに敏感になってしまいそうだよなぁ。しまいには、その笛を使うな!とか言い出したり…。ヾ(^^;)