Dragon Quest8

 今、全体のどのあたりまで話が進んでいるのか分かりませんが、ドラクエドラクエであり非常にすばらしいゲームに仕上がっています。ハード的な制約により光メディアへのアクセスが多すぎることが欠点ですが、シナリオ、グラフィック、音楽、仕掛け、レベルバランスなどの全てが、そんなことを気にさせないほどの完成度です。毎日、数十分でも時間があれば遊んでいますが、女房もドラクエゼルダとマリオだけは仕方ないと半ば呆れながらも見逃してくれています。

 もうひとつドラクエの素晴らしいところは、堀井雄二さんの「愛と勇気とやさしさ」を前面に出したシナリオによる気分的リフレッシュ効果です。良くできたゲームなので遊ぶほどにゲームの世界にのめり込んでいくわけですが、その世界の自分は「愛と勇気とやさしさ」の塊であり、本当の自分とはかけ離れているという部分でのリフレッシュ効果があるのと同時に、社会生活に悪影響を及ぼすような内容(リアルな残虐性など)は無いので、遊び終えたあとの余韻も悪くないんです。ゲームの中の主人公や登場人物の喜怒哀楽も、上質なグラフィックと音楽で表現されるので、日常で忘れかけている純粋な感情が刺激されます。

 そうそう、GBAまたはNDS用に、過去のドラクエシリーズをリリースしてくれないかな?