ドコモバ試運転。

 昨日(日曜日)のお昼、パソコン関係の収納箱からドコモバこと「MobileGear for DoCoMo」を引っ張り出しました。しかし電源ボタンを押しても反応無し。そりゃあそうだ。もう何年もほったらかしにしておいたのだからバッテリーは空です。

 それではとACアダプタを接続して再度、電源オン。あれ??? 深呼吸してから電源オン。あら?? 電源オン、電源オン、電源オン…。電源が入りません。(?_?)

 ACアダプタの接触不良?電源ボタンの接触不良?基盤に埃が積もって再起不能

 色んなことが頭を駆けめぐりましたがとにかくドコモバは無反応を貫いています。

 こういう時のインターネット。ということでGoogle検索。キーワードは「モバイルギア ドコモ 電源」そして、いくつか目で訪れたホームページに「モバイルギアは、主電池とリチウムボタン電池の両方が入っていないと電源すら入りません。」という記述が。正確にはリチウムボタン電池が切れていると電源が入らないということだと思います。

 それではということでリチウムボタン電池(CR2032)の捜索開始。確か未使用のものがキッチン周辺にあったのを見たよなぁ、という記憶を頼りに探したらあっさり発見。速攻でドコモバのボタン電池蓋を一円玉でこじ開けて電池を交換し、また蓋を閉めてから電源オォ〜ン!今度はなにやらDOSっぽい起動画面に続いてカレンダーおよび時刻合わせ画面が表示されました。これでほっと一息。

 その後しばらくドコモバの「ワープロ」で文章を入力。いやぁこのキーボードはイイわ。画面の大きさ、文字の大きさもほど良くて目が疲れないし。

 sigmarionIIIは入力に対する文字の追従がおそいと書いたけど、実効速度を比較したらドコモバの方が遅いでしょう。でもドコモバは文章を打ち込むことにしか使わないという「期待」に対する実際の感触が「期待以上」でした。対してsigmarionIIIにはWebブラウズやOfficeドキュメント作成、メールなどを快適に利用するという「期待」があり、それに対する実力が今ひとつであるという「期待ハズレ感」がどうしても強いため、感覚としての評価はドコモバに軍配が上がります。

 機能性能的にはsigmarionIIIのほうが圧倒的にすぐれているし、文章入力だけに使うのでもsigmarionIIIのほうが勝っているかもしれません。でも、sigmarionIIIほどの性能があると不思議なもので、もう少しココがこうならもっと良いのに…というアラ探し的残念感が強くなってしまうんですね。逆にドコモバなら、よしよし十分文章が入力できるじゃん。おまけにPCカードを使えば他のマシンにファイルを移すのも簡単だしね!と、「満足感」が高まるのです。チープな環境ゆえの楽しさというのもあるかもしれません。例えるなら、狭くても自分の城といえる部屋あるいは家には愛着が湧くという感覚でしょうか?

 今回、私は駄文を書き綴るための道具を探しました。今のライフスタイルから、駄文を書くのはほとんど家の中。そして道具に求めるのは思い付いた時にサクっと書ける気軽さと、文章入力の心地良さでした。その点でドコモバは十分に期待に応えてくれる道具になりそうです。今後、常に持ち歩きたい欲求が出てくると、また違うマシンが欲しくなるのでしょうけど、それはまたその時の楽しみにしたいと思います。