Blasterワーム(W32.Blaster.Worm)

 企業や一般の家庭でのPC導入が進んで、インターネットへの常時接続も当たり前になっていますが、まだまだ、セキュリティやウィルスへの対策および意識が弱かったり、薄かったりするようです。今はちょうど「Blasterワーム(W32.Blaster.Worm)」が大流行のようで、この日記を書いている時点では、マイクロソフトのほとんど全てのWebページにアクセスできません。きっと、ワームに関する情報収集と、Windows Updateなどからの対策モジュールのダウンロードが集中しているのだと思います。

 私の場合、シマンテックの「System Works 2003」(の中のNorton AntiVirus)を信頼しきっていて、事実、これまでも、今も風邪知らずです。ところが昨日、女房の実家(今、私以外は女房の実家に遊びに行っています)にいる子どもから電話があって、「コンピュータが勝手に再起動しちゃうんだけど…」と言うので、すぐにピンと来ました。早速、マイクロソフトや各ベンダーのBlasterワームに関するWebページを読んで、そこに書いてあるとおりの対策を電話で伝えながら実行したのですが、女房も子どものコンピュータに詳しいわけではないので説明が大変。しかも、最初は、Windows Updateが終わらないうちにBlasterワームが動き始めて(タスクマネージャで「msblast.exe」を殺したのに)勝手に再起動してしまって、どうしようかと悩みました。何とか対策を終え、また、再発しないようにAntiVirus(プレインストールされていたのにウィルスパターンが古かった…。)のLiveUpdateを自動化しておきました。

 お盆休み中でも稼働しているサーバは多いでしょうし、休み明けに会社でPCを起動した瞬間にBlasterワームに入り込まれるケースも多いように思いますので、きっとまた、大騒ぎになるでしょうね。また、インターネット全体のトラフィックにも影響が出るかもしれません。

 PCのウィルス対策だけは、お金を掛けてでも心掛けるべきですね。