sigmarion IIIの不満とか、使い道とか。

 そんなことを感じるくらい使っている、というかもしれませんが、sigmarion IIIを使っていてストレスに感じることが多くなってきました。

 まずは処理速度。それ以前のHandheld PC(具体的にはjornada 720ですが)よりも数倍高速化されていますが、写真の閲覧やWebブラウズなど、(私的に)sigmarion IIIになってできるようになったこと、やるようになったことに追い付けていない感じです。処理速度と言うより、画面の描写が遅いという感じかもしれません。

 また、あの筐体に対して画面が小さすぎるのが残念です。せめて、ハードアイコンの部分までが液晶なら、見やすさもだいぶ違っていたことでしょう。見やすさとは文字の大きさ(小ささ)ではなく、もっと解像度を上げて欲しいという意味です。このあたり、「まぁコストを考えると…」とか言いがちですが、そんなことはユーザーの立場からは慮る必要はなく、見にくいものは見にくいと言っておきたいと思います。逆にあの液晶なら、筐体サイズをもっと小さくする、という方法でも良かったと思います。あるいはVGAに解像度を落として、Zaurus SL-C7XXシリーズのような筐体であっても、それはそれで魅力的だと思いますしネ。

 つぎに、これは、私のsigmarion IIIだけで発生している可能性があることですが、結構な割合で、アプリケーションの終了時にエラーが発生することがあります。エラーが発生するアプリはPWZ3.0やGS FinderやftxBrowserが多く…というか、これらのアプリばっかり使っているからそう感じるのだと思いますが、10回の終了で1回以上はエラーが発生しているような頻度です。アプリの使用中には発生しないし、エラーが表示されて何か不都合があるわけでもないので気にしていませんが、気分の良いものではありません。エラーの発生条件で共通しているのは、全てのアプリがSDメモリにインストールされていることと、起動しっぱなしでサスペンド→レジューム後に発生しやすいような気がすることです。皆さんはいかがでしょうか?

 あとは操作系ですが、これはアプリケーションの作られ方に起因している部分で、すなわち、キーボードだけによる操作ができないことにストレスを感じます。私が常用しているPWZ、GS Finder、ftxBrowserなどはキーボードだけで操作できますが、例えばmobileCustomなどはキーボードだけで操作できず、タップするボタンも小さいので小指のツメ先タッチも厳しかったりします。NECが開発しているなら、NECに対して、もう少しまともに作って欲しいなぁ…ということを希望しておきます。

 それでも、sigmarion IIIは、メールとWebブラウズ、若干の資料作成などを、(ある程度)いつでもどこでもできるマシンとして重宝していることは確かです。それも、キーボードのサイズと画面の解像度のおかげだと思っています。メールについては、今年中にはPWZ3.0が発売されると言うし、HTMLメールにも対応しているGEMiniメールも機会があれば試したいと思っています(インフォゲートの契約が面倒だけど。)。また、年末から来年に向けては、ホームページの作成を勉強したいので、ホームページの更新にsigmarion IIIが使えればなぁ、とも考えています。