コレでアレもできます…みたいな。

 どこに書くべきか悩みましたが、自分の日記に書いておきます。

 一部で話題のWindows XP搭載ミニPCことOQOですが、改めて仕様を確認してみました。

1 GHz processor, 20GB HD, 256MB RAM, Wi-FiR, BluetoothR, USB, FireWireR, audio, thumb keyboard, 800x480 indoor/outdoor readable LCD (ships with: removable lithium polymer battery, docking cable, desktop stand, power supply, carrying sleeve, and digital pen.)

 画面解像度はsigmarion IIIと同じですね。ソフトウェアがこの画面解像度向けにデザインされていさえすれば、さほど不便ではないと思いますが、同時に縦480ドットで実用的なアプリケーションってなかなか無いですし、逆に設定ダイアログなどは画面に収まらないことの方が多いかも知れません。また、変更不能な256MBメモリってのも日本語環境では厳しいです。256MBで使っている女房の実家のVAIOを使ってみるとよーくわかります。ちなみに女房の実家には、お年賀として512MBのメモリを持参しようと思っています。(^^;)

 さて、OQOの重さは14オンスですから、400g弱ですね。VAIO TypeUが550g、VAIO U1が820gということから、日常的に持ち歩くことは容易だと考えます。サイズ的にも私がいつも持ち歩いているPORTERのショルダーバッグに収まりそうです。今はこのバッグに重さ約250gのZaurus SL-C860を入れて持ち歩いていますから、仮にZaurus SL-C860OQOに変更すると150gの重量アップになりますが、誤差の範囲でしょう。バッテリー駆動時間もSL-C860と大差ないと予想されます。問題は通信環境でしょうか。私はこの手のマシンを家の中で使う気はなく、もっぱら屋外で使いたいので、ケータイを使って簡単に通信できないようでは困ってしまいます。いちおうUSBポートがあるのでUSBケーブルを用意すれば通信できそうですが、せめてCFスロットは欲しいですね。

 では、OQOを買ったとして、何に使うでしょうか?真っ先に頭に浮かぶのはフル機能のOfficeをどこでも使えることです。このメリットというか機能は非常に惹かれます。今はこの実現のためにCLIEZaurusで苦労していますから。さらにBecky!2やSleipnirなど使い慣れたアプリケーションがそのまま使えることは、もうそれだけで買ってしまう理由になります。しかし一方で、XGA画面を搭載したPCですら、これらのアプリの使い勝手が落ちてしまうことも知っているからこそ、VAIO TypeUにも躊躇しています。まぁTypeUにキーボードが合体していたら盲目的に買ってしまうでしょうけど。その点OQOにはキーボードが内蔵されていますから、盲目的になっても良いのですが、どうしても画面解像度、メモリ容量が気になって気になって…。あと値段も。

 ということで、OQOのような製品の登場は大歓迎であるものの、どうせなら(せめて)512MBメモリでXGAにしてくれないかな?というのが率直な思いです。

 ちなみに、TypeUをXGA化してキーボードを積むと、ちょうどシャープのMURAMASA CVになるのかな?という気がしています。CVは1280×768ドット、880gですから、サイズや重量などはOQOと比較するマシンではないかも知れませんけど、メモリも512MB搭載可能なので、Windows XPマシンとして安心して使える性能だと思います。価格も11万円を切っているようですから現実的な価格性能比でしょう…へぇ、十万円で買えるのかぁ…。ヾ(^^;)