スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボールはファミスタでした。

 というわけで、発売日に届いたスーパーマリオスタジアム ミラクルベースボールを息子と一緒に遊んでみました。電源を入れると表示される画面でナムコのロゴが表示されたので、そうかと思って遊んでみたら、その操作性はファミスタでした。ファミスタのゲームシステムに色んな遊び要素を追加してマリオの世界でコーディネートしたゲームと言えるでしょう。

 通常の野球ゲームにはない、魔球や秘打のたぐいが盛りだくさんで、野球に詳しくなくても見ているだけでも楽しいカンジなのは良いですが、バットの芯の位置が分かりにくかったり、改心の打球がブロックなどの障害物に当たってフライアウトになるのは野球の快感をスポイルしてしまっていて残念です。

 また、ミニゲームは野球と関係の無い(それを遊んでも野球ゲームは美味くならない)ものも多く、マリオパーティ的なのもイマイチでしょうか。「はなび」というホームラン競争がありますが、そういう野球に関係するミニゲームが厳選されていた方が良かったと思います。それからチャレンジ…だったか、ロールプレイングモードみたいのがありますが、ここも練り込みがイマイチ。試合して課題(ヒットを打て、とか3人で抑えろなど)をクリアして、なおかつ試合に勝つと自分のチームのキャラクターが増えるのですが、どうせなら1対1の投打対決、ホームラン競争などで、勝ったら相手が自分のチームに入ってくれる、というほうが良かったように思います。課題をクリアして試合に勝つと一気に何人ものキャラクターが増えてしまうので試合で使い切れないんですよ。

 ということで、野球ゲームというと辛口評価をしてしまいますが、今までにあまり無いタイプのバランスという点と、リアル思考が強い最近の潮流の中で遊びが多いという点で楽しく遊べる良いゲームだと思います。一人でもそれなりに遊べますし、ハンディ対戦も簡単にできるのでみんなでわいわい遊ぶのも良いでしょう。投打対決や試合そのものの勝負が必ずしも実力だけでは決まらないのも、人と遊ぶという意味では良いかもしれません。

スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール

スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール