Acronis True Imageの実力。

 職場のPCのビデオカードが不調のため新しいものを購入しました。ところが新しいビデオカードのドライバをインストールすると、Windows XPの起動時に赤い画面(初めて見ました。今までブルースクリーンしかしりませんでしたし。)で止まってしまい、メッセージにはメモリーパリティエラーとか表示されました。何度かバージョンの違うドライバを入れ替えても見ましたが、同じか、多少違う状態でも結局Windowsが動作しなくなってしまいました。この段階で初期不良の可能性が高いと思いましたが、念のためWindows XPクリーンインストールした直後にどうなるかを試そうと思い、まずはAcronis True ImageでCドライブのバックアップを取ってから、Windows XPをインストールしました。ちなみにCドライブはインストールプロセスの中でフォーマットしています。

 クリーンインストールしても結局ビデオカードの不具合は変わらなかったため、初期不良交換の手続きをしました。さてここからが本題。職場のPCは色んなものが複雑に絡み合っているので、これを位置から構築するのは至難の業であり、復旧には丸1日半ほど掛かります。いっぽう前回のディスククラッシュ後、日常的にTrue Imageによりバックアップを取ってきましたが、いまだ復元は未体験でした。今回は良い機会なので、必要なファイルを念入りにバックアップした後にTrue Imageでのドライブバックアップをしておき、これを使って復活させてみました。

 True Imageによる復元方法はいくつかありますが、今回はクリーンインストールしたWindwos XPにTrule Imageをインストールして、そこから復元を実行してみました。復元寺にはネットワークが使えないため、日常的なバックアップはローカルドライブに取っておいた方が無難です。私はネットワークドライブにバックアップファイルを置いていたので、まずそのファイルをローカルドライブにコピーしてから復元を実行しました。

 復元のウィザードによりいくつかの指定をした後はただ待つのみ。完了後に起動したWindowsは、まさにクリーンインストール直前のままの状態でした。今までの経験からこの手のツールの復元では、何かしら復元しきれないものが残ったり、Windowsが不安定になるのが常でしたが、全く問題なくそのまま復元されたのには驚きました。

 これは使えます。やるな、Acronis True Image

 ちなみに私が使っているのはバージョン7ですが、新バージョンも提供されています。
 http://www.proton.co.jp/products/acronis-trueimage-8/index.html