危険予測。

 台風17号が再接近した昨日、ボーイスカウトの育成会員(保護者や活動に賛同してくれる方々、企業など)を対象にした、団倉庫敷地の草刈りをしました。

 我が団の団倉庫は、カブ隊の副長をされている方の所有地を無償でお借りして、そこにトラックのコンテナを改造して設置してあります。ですので倉庫自体はトラック程度の狭いものなのですが、敷地は野球グラウンドの内野くらいあって結構広大です。普通に草刈りをしても骨が折れる上、台風による暴風雨と、それによる参加者の少なさから作業は大変でした。

 今回は私も育成会員の一人として参加しており、作業の中止や決行、達成目標の設定などの指揮は育成会長に委ねられていました。ボーイ隊では雨天でも予定通り野外活動を決行する方針ですが、荒天時は中止(移動時も危険なので屋内活動もしません。)にします。この日の草刈りがボーイ隊の活動だったら間違いなく中止にしていました。

 朝からの空模様を眺めつつ女房と「今日は中止だよねぇ。」と話をしていたのですが、朝9時からの作業開始時間が迫る中、中止の連絡が来ないので一応現場まで行ってみることにしました。現場は自宅から車で十分足らずの住宅街にあります。到着すると今期からボーイ隊副長も務められる育成会長夫人(敷地所有者とは別の方です。)がいらっしゃったので「今日はやるんですか?」と聞いてみると「やりまぁす。ボーイスカウト活動は雨天決行でぇす。」とおっしゃいました。私はすかさず「ボーイ隊の活動は荒天時中止ですからぁ。」とにこやかに返しておきました。しかし草刈りは予定通り開始され、参加された方々は嵐でアドレナリンが吹き出したのか草刈りに没頭。一心不乱にくさをむしり、引き抜き、カットしていました。途中お茶休憩を挟んで正味二時間ほどの作業により、敷地は綺麗さっぱりとしました。それはそれで気持ちの良い達成感でしたが、それでもいつどこから危険物が飛んでくるかわからないほどの強風だったし、横殴りの雨により周囲を見ながらの作業ができない視界状況での草刈り機の使用は一歩間違えば事故につながります。スカウト活動は安全第一を徹底すべきという教えからすると今回の作業は反省も必要でしょう。

 ズボ濡れで帰宅し、シャワーを浴びてからカレーうどんを頂きました。「おかくら」のナントカうどんというカップ麺でしたがソースが好みでないというより美味しくないというよりマズイので、麺を戻して湯切りしてから自作の出汁をはって、そこに夕べのカレーをかけて更に体を温めるためにカプサイシンたっぷりの七味唐辛子を振って食べました。体の内側から湧いてくる汗が心地よく感じました。