そうかそうか。

 カセットテープのデジタル化の話。

 デジ造音楽版に添付されてきたキャプチャーソフトは音のモニタリングができないことが不便でした。そこでインターネットをさまよって「長録」というソフトに行き当たりました。長録はフリー版とプロ版(シェアウェア)があって、フリー版ではCDライティングができない、キャプチャー時間が90分までなどの制限がありますが、片面90分というカセットテープは無いので私の用途には十分でした。

 しかしインストールしてマニュアル通りに設定しようとしても、どうしてもUSBオーディオからのインプットがモニタリングできない。なぜだ?どうしてだと悩むこと十数分。結局は録音中でないとモニタリングできないことが判明しました。これは多分仕様なのでしょう。イメージ的にはカセットデッキでモニタリングしたい場合、カセットデッキの機能としてLINE INを直接モニタリングするかどうかのスイッチが無いデッキでは、やはり録音中または録音待機中にしないとモニタリングできないのと同じだと思います。

 謎が解けるまでの感に、もしかしたら長録が私の環境と相性が悪いのかもと考えて、ミュージックCDデザイナー3も試しました。これはDVカメラで撮影したテープから音楽CDを作るために買ったものですが、そういえば「取り込み」というメニューもあったような…という記憶があったので試したものです。

 ミュージックCDデザイナー3は慣れていることもありますが操作が分かりやすく気軽に使えます。早速試しに昔エアチェックした坂本龍一のライブ(Live in NewYork 1988)や、昔自分で演奏&打ち込みしたAfter Burnerなどを取り込んでみました。当たり前ですが取り込むには演奏時間と同じ時間が必要でした。

 取り込みを終えたら午前1時を過ぎていたので、編集は翌日にしようとミュージックCDデザイナー3を終了しました。終了時にXXXXXXを保存しますか?と聞いてきたので拡張子を確認したら、今取り込んだ音声データの管理情報だったので、管理情報は要らないやということで「いいえ」を選択して終了。そしたら音声データも消えてしまいました。

 そうかそうか。そういうことか。そうか…。

 まぁ原盤はあるのでまた取り込めば良いのですが時間がね。

 今日帰ったらデータ救出ソフトを使ってみるか…。