国際大会で勝つということ。

 WBCは期待通り、侍ジャパンが二連覇をしてくれました。

 最近の各界日本代表が「期待通りの結果、活躍」をなかなか見せられなかった中、僕の記憶では長野オリンピック(ジャンプ、スケート)以来、久しぶりに理想的な結果を見せてくれました。

 そして当然のごとく、2位だった韓国では、WBCの問題点や日本チームのプレー、発言を非難する論調が見られます。

 日本が韓国に負けていたらどうか?

 おそらく今回のアメリカチームのような「熱意と準備が足りなかった」という反省論調が強くなったでしょう。

 アメリカのこの発言には本当は我々が最強であるという自負が表れていますし、韓国の論調には既に実力では日本に並び、上回っているという自信が表れていると思います。

 とはいえ、少なくても時期やルールについては各国同じ条件で競った結果ですから、日本は堂々の世界一です。

 そして勝てば新たな強敵を生むということもわかりました。

 主催者であるアメリカはさらに自国に有利なルールを探すでしょうし、韓国は用意周到に準備を進めると思います。

 日本はどうか?

 まだまだ選手個人、監督・コーチ個人の力量に頼る部分が多く、組織として国としての基盤はありません。

 だから中日のように事実上ボイコットするチームが出たりします。

 今後は代表選手の精神的、肉体的、金銭的なケアや保障を強化し、公式リーグ戦との兼ね合いも考慮するような体制作りが必要だと思います。

 いずれにしても勝って良かった。