今日の言葉。

 A:「お前はできるかもしれないけど、できない人もいるんだよ」

 耳にしたのは二週間ほど前、酒の席のことでした。

 自分はその会話の当事者ではなかったけど、いまだにその言葉が頭に残っています。

 自分の性格、これまでの言動を振り返ると、そんなのは開き直りだ!と一刀両断にしていましたが、最近は様々な組織の中で自分がトップを走るというよりも、トップを行く人をフォローする立場になってきて、その中での葛藤からすると、一度よく考えておかなければならない言葉だと思っているところです。

 最近は一応、多くの人は基本的にやる気も責任感も持っている、という原則の上でものを言うようにしているのですが、どうしたって行き詰まってくると、何故こんなこともできないの?みたいな、攻撃的姿勢になってしまいがちであり、そこに前述の言葉が入ってきたので、若干たじろいでいる感もあります。

 だからといって、できないことを全面的に肯定していたのではどうにもならないし、田舎にあっては、じゃあ他の人を探す、というわけにもいかないので、どうしてもその人に役目を担ってもらわなくてはなりません。

 自分が「必要最低限」と思っていることの壁が高すぎるのか?

 そんなことねぇだろ!と思いつつ、

 「できない人もいるんだよ」

 という言葉について考えています。