灼熱の散歩

 人間、使わない部位は衰退の一途を辿ってしまうし、年齢を重ねると挽回するのも困難になってしまう。ということで、昨日からお昼休みに散歩をはじめました。折しも灼熱の残暑が続いていて、いきなりのにわか散歩者にはキツイ状況ですが、木々や水を眺めながら散歩してみると、たしかに空気は秋の香りを含んでいます。やっぱり、外に出て、五感で季節を感じないと、人間はダメになりますね。

 散歩は昼食の後、おもむろに社屋を抜け出して、近くの自然公園や遊歩道を30分程度歩いています。以前は会社の近くに住んでいたので、細い遊歩道などもだいたい頭に入っていますが、ひとりでゆっくりと歩いてみると、いろんな発見があって新鮮です。昨日は公園に新しい水の流れ込みができているのをみつけたし、今日は小学校近くの遊歩道に栗の木があって、もう栗が実っているのを見かけました。なんということはない、別にそれを見たからどうした、ということもないのかもしれませんが、ひとつハッキリとわかるのは、頭の中(思考)を含めて、体全体が覚醒したと感じられることです。逆に言えば、いかに普段は体を機能させていないか。これじゃあ病気にもなりやすくなるよな、としみじみ思っています。

 さて、明日は散歩三日目。明日で終わるようだと三日坊主になってしまいます。今のところ、自分の中にはそんな兆候はありませんが、「できない理由」はいくらでも吐き出せるのが人間ですから、それに負けないようにしたいと思います。