間隙を突く。

さくらさくらだ。

 この間の土曜日は、前日の風が治まり、正しい春の日でした。午前中に夫婦で散髪を済ませて、軽く昼食を取った後、神社に桜見物と参拝に出かけました。この神社は「さくらまつり」と題しているものの、あまり多くの屋台などを敢えて出さず(まぁ、田植え祭があるので参道を開けておかなければいけないという事情もあると思いますけど)、花見の場所も無いので、酒飲みは集まりません。それがかえって、桜そのものを楽しみたい人には好まれているようです。

■まだ堅いつぼみもつけていました。


 この神社のまわりには、小さい社がたくさんあって、その一つでは、境内で地元のお囃子の会がお花見をしていて、演奏もしていました。地元の神社で地元の酒を飲みながら、地元のお囃子を演奏できる人って、おそらく希有だと思い、それは羨ましいことだよなぁと思いました。私も地元にお祭りがあって、お囃子があって、しかも自分たちで植えた桜もありますが、まだ植えて2年なので、これから大きく育って、その木の下でお囃子をしながら酒を酌み交わしたいなぁと思いました。

■生まれ、育った地元に根ざすってのは幸せでしょう。


 ひととおりお参りを済ませた後は、いつも立ち寄るお団子やさんで、ところ天やおでんを食べ、おやじとおふくろへのおみやげにお団子を買いました。そして、あまりに気分が良かったので、今夜は鉄板焼きにしようということでスーパーによって食材を買い込み、ベランダ際の部屋で「半アウトドア」の鉄板バーベキューをやりました。汗ばむほど歩いたおかげで、肉も、野菜も、お酒も全てが美味しく、そして幸せ気分いっぱいになりました。