ご無沙汰なPocket PC。

 買う予定も気持ちも無いモノへの感想を書くと否定的になってしまいがちですが、こうであれば使いたいという意味で書いておきます。

 富士通から日本語版としては初登場のWindows Mobile 2003 Second Edition software for Pocket PCs搭載PDAが発売されました。色々な情報を見ると富士通の独自開発ではないようですが、それはどうでも良いことであり、結果的に製品がどうなのかが問題です。まず、筐体サイズがそれなりにPocket PCでありつつ、VGA画面を搭載したことは評価します。ネットワーク接続環境も無線LAN内蔵、CF Type2スロット搭載ということで問題ありません。メーラーWebブラウザの仕上がりは気になりますが、あとは一体型キーボードさえどうにかなれば機能的に申し分ないと言えます。

 逆に言うと、富士通のPocket LOOXに一体型キーボードが提供された歴史はないので、v70にもオプション提供される可能性はほとんど無いと思われるため、結論として買えない、ということになります。私の場合、Webとメールは物理的に同じマシンで使うことが多く、また文字の入力も多いので、キーボードマシンでなければその用途に使えないのです。ただ、USBホスト機能があるので、ケーブル接続のUSBキーボードでの使い勝手が良ければ、使い方の工夫次第では一体型キーボードにこだわらなくても良いのかも知れません。

 ソフトウェアの観点からは、Pocket PCならIdeaTreeが使えるという利点があります。現在のプロジェクトでも課題などをIdeaTreeで整理していますが、唯一このデータだけはCLIEで扱えないので、その点ではCLIEを使っていて解消できない不満点です。まぁ、sigmarion IIIなら使えますから実用的には困らないわけですけどネ。でもVGA画面のPocket PCで、IdeaTreeのデータチェックをしている場面を想像すると、ウヒッ!とか思っちゃいます。ヾ(^^;)