前夜祭。

　昨夜は夏の祇園祭の前夜祭的お祭りがあったため、お囃子練習はお休みでした。一点に集中してまわりが見えていない状況から、少し脱することができる一日でした。

　さて、囃子連というと伝統文化の正当なる継承という感じで、練習には厳しく取り組むことが多く、お囃子練習では、子どもや初心者にとりあえず簡単な楽器をやらせたり、なかなか上手にならない人も簡単な楽器に固定してしまったりしがちですが、合おうが合わなかろうがとにかくやりたり楽器をやらせた方が練習に集中するし上達は早いです。もちろん本人のやる気がある場合に限りますけど。つまり大人としては将来を見越して、今は大変でも辛抱強く丁寧に教えていくことが大事なんだと言うことでしょう。「合わないからお前は音を出すな！」と言った方が、お囃子全体のクオリティは簡単に保てますが、大事なのはそういうことじゃないと思っています。

■前夜祭的お祭り風景。