妻、生誕の日。

 昨日は妻の誕生日でした。昨年までは女房が好きな黄色いバラの花束をあげて、近所に外食に行ったりしていたのですが、今年は何のプレゼントもあげられませんでした。お金がないというのは大きな理由ですが、それよりも、もうモノをあげて誠意を示す間柄じゃないということがあります。もっと正確に書くと、去年までは何かモノで示すことが大事と考えていたのですが、今年は朝起きてすぐに「おはよう。誕生日おめでとう」と言っただけで気持ちが通じ合った気がしました。もちろん、誕生日はイベントとしてパーティーをしたり、ケーキを買って食べることも楽しみですが、今年はふつーの食事(でもとてもおいしい唐揚げ)を頂いて、その後家族全員で他愛もない会話をしたり、人間跳び箱をして遊んだりと、私にとっては至福の時でした。

 夜も更けた頃、女房を飲みに誘いましたが、体調が優れないと言うことで私一人で近所の釜飯屋に飲みに行きました。正月以来久しぶりに行ったら新鮮魚介類が盛りだくさんで、やっぱり女房を連れてきたかったなぁと思いました。自分は金目の刺身(きつすぎるほどの脂ののりでした。)でエビスの生ビールを2杯飲み、穴子の天重を女房へのおみやげに頼みました。

 帰ったら女房は床に入っていました。本当はできたての天重を食べさせたかったのですが、お仕着せても仕方がないので、明日食べてねと伝えました。