Zaurus SL-C860を手放せないわけ。

 Webブラウズやメール、PIMなど、PDAとしての一般的な使い方としてはすでにほとんど役に立っていない我がSL-C860ですが、かといって手放せずにいます。一番の理由は携帯ゲームマシンとしての出来が非常に良いからということです。

 ゲームといってもZaurus用のゲームではなくて、もっぱらファミコンスーパーファミコンなどのエミュレータで遊んでいます。エミュレータというとどうしてもアンダーグランドなカンジですが、多少開き直って言えば、これらに相当する製品を売ってくれれば、私はすぐにでも買いますよ、と思っています。つまり、正規品があるのに対価を払わず、裏口的方法で快楽を得ようとは考えていないと言うことです。

 とまあ、つまらない屁理屈的言い訳はこれくらいにしますが、話を戻して、SL-C860で動くスーパーファミコンエミュレータことSNES9X(SL-Zausus版)や、ファミコンエミュレータであるznesterは、フロントエンドであるZEmuFrontEnd Exと組み合わせることによって、メニュー形式でゲームを選ぶだけで、それぞれに応じたエミュレータが自動的に起動され、つまりはファミコンとかスーパーファミコンとか意識せずにゲームを始めることができるので非常に快適なのです。ちなみに今はドラゴンクエスト5で遊んでいますが、やはりというかカジノに入り浸って早数ヶ月。世界はどうなってしまうのか…という状況です。ゲームだから許してくださいネ。

 さて、Zaurus SL-C860にはコントローラに相当する操作系がありませんので、外部接続をしない限りアクションゲームで遊ぶのは厳しい訓練が必要です。しかし、ことロールプレイングゲームやアドベンチャー(推理)ゲームでは、エミュレータ独自機能による「その場セーブ」のおかげで、まさにちょっとした時間でもゲームを勧めることができるというスグレモノに変身します。あの名作、ファミコンドラゴンクエスト2だって、50文字以上の復活の呪文を記録せずに遊べることは本当に画期的なことだと思います。おかげで教会に寄ることがほとんどなくなってしまいます。

 ということで、スーパーファミコンファミコンの名作ゲームを遊び尽くすまでは、SL-C860を手放せないというわけです。